人生をコンテンツ化する。

頭の中に浮かんだことを勢いにまかせてすごく適当に書く。

電子書籍時代、どこまでを編集者の仕事とするのか?

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仕事中にこれを読んですごく考えさせられました。といっても浅い考察なんですが、とりあえずメモがてら自分の考えを書いておきます。


話題の電書「45歳からのアニメ入門」の編集をしたので、電書の編集ってどういうかんじでやったのかをまとめておくよ - in between days

だから改めて確認したいのは、編集という作業、編集者という職種は、電書の個人出版においても、必要な作業、必要な人材、必要なコストだと思いますか? そうでもないでしょうか? つまり需要はどれほどあるのか? ということを確認したいし、いまは見込めないとしても、せめて売り込みを頑張ればこれから換気できる需要なのかどうか。


基本的には、どこまでを編集者の仕事とするのか、ということなのだと思います。

書籍編集者の仕事は基本的には本そのものを作ることなのですが、今やそれだけにとどまりません。自社サイト内の新刊紹介ページに掲載する情報の吟味やコピーの作成はもちろんのこと、対象読者に即したメディアに取り上げてもらうためのアプローチ、書店で使ってもらうパネルやポップなど販促物の作成は当然のように編集者が行っています。小さい出版社では書店営業も編集者が行っていたりします。とにかく本が売れるための様々なアイデアを練り、実行しているのです。つまり、編集者の仕事というのは書籍のプロデュースといっていいかもしれません。

これは電子書籍でも同じではないでしょうか。
本の中身は仮に編集が必要なかったとしても、ウェブ上でどのように紹介するのか、どうすれば各種メディアで取り上げてもらえるのか、どうすれば口コミを広げられるのか。そういったマーケティング的な部分を編集者が担うことが十分可能だと思います。

もしかしたら電子書籍時代の編集者というのは、本そのものの編集ではなく、書籍専門のマーケターやコンサルタントのことを指すようになるのかもしれません。

というわけで、俺の考えはこうです。

電子書籍時代において、編集者の仕事を「本そのものをつくる」ということに限定するなら、編集者という職種はなくなってしまうかもしれない。でも、編集者の仕事を「本そのものをつくる」ことの外にまで広げるのであれば、編集者という職種はなくならない。

そんな感じです。