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インタビュー初心者がインタビューする時に覚えておくべき3つのコツ

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世に出回っているビジネス書のほとんどは著者が実際に原稿を書いているわけではありません。聞き起こし、インタビュー(取材)形式、……いろいろ言い方はありますが、ようするに原稿はゴーストライターに書いてもらっていることが多いのです。流れとしては、編集者+ライター、あるいはそのどちらか一方が著者にインタビューしに行き、その内容をもとにライターが文章化するというものです。


じつは、このインタビューというのが厄介で、著者の言っていることがよくわからなくて話が続かなかったり、インタビューしてみたら実はそんなにおもしろくない著者だったりして、けっこう焦ることがあります。
さらに、自分は聞き上手ではないし、誰とでも会話を合わせられるようなタイプでもない。話ベタではないが、少し空気を読めないところもある。そんなわけで、私はインタビューには苦手意識を持っていました。


ところが、ビジネス書を中心とする出版社に入社し編集者となって早くも1年半。その間、先輩や編集長などに同行しいくつものインタビューに同席したし、自分がメインインタビュアーとして取材に出かけることもありました。先日は、ついに私一人で著者にインタビューするようにもなりました。
今ではインタビューが楽しく感じられますし、ごくたまにですが「話を引き出すのがうまいですね」とも言われます。


そこで今回は、この1年半で学び、インタビューの楽しさに目覚めるきっかけとなった「インタビューするときのちょっとしたコツ」を、昔の僕のようにインタビューに苦手意識をもっている人に伝えたいと思います。
ただし、ここで紹介する内容はすでにトーク術系の本でさんざん紹介されていることだったりするので、どっかで見聞きした方もいると思います。そういう方はスルーしちゃってください。

1.とにかく、うなずきまくる

「あなたの話聞いてます」あるいは「あなたの話わかってます」というサインを出すために、とにかくうなずきましょう。インタビュー中、とつぜん眠気が襲ってくることがよくあります(私だけじゃないです。編集長もたまになると言ってたので)。眠そうな顔は相手を不安・不快にさせたりしてしまいますので、うなずくことで「聞いてますよ!」とアピールできます。

2.たまに相手と同じ動きをする

心理学的に意味のあることらしいのですが、よくわかりません。詳しく知りたい人は調べてください。とにかく、相手がお茶を飲んだら自分もお茶を飲む。相手が腕を組んだら自分も腕を組んでみる。相手が身を乗り出してきたら、自分も身を乗り出す。ポイントは“たまに”するということです。頻繁にやるとあきらかに不自然です。

3.沈黙状態は笑顔で見つめて乗り切る

インタビューといっても、つねに会話のキャッチボールなわけではありません。質問が出尽くしてしまったり、いい質問が思い浮かばなかったりしたときのあの沈黙といったら……。そんなときは、笑顔で相手の顔を見つめていましょう。すると、かなりの高確率で相手が勝手にしゃべりだしてくれます。沈黙耐性の弱いインタビュアーにはお勧めです!


とにかく、インタビューは相手からいかに面白い話を引き出せるかが大事だと思います。そのためには、相手に気持ちよく話してもらうことが大事で、そのためのきっかけ作りがこの3つだと思ってください。


インタビュー初心者、あるいは話を聞くのが苦手な人は上記の3つを実践すれば、とたんにインタビュー初心者を抜け出せるし、苦手意識もなくなるはずです。実感としては、この3つを意識してインタビューに臨み始めたら、著者から引き出せる話が1.5〜2倍くらい増えた気がしています。


みなさんもぜひ試してみてください!