自己啓発本を作る側
こういう本つくってる俺は加担していることになるんだろうな。
でも、作ってる側もけっこう醒めてたりするんだよね。
著者も意外とわかっていて、完全に読者がカモにされているというか。
勉強会とか読書会とか行くと、けっこう引くことがある。
ちなみに聞いた話では、某老舗オカルト雑誌の中の人たちもけっこう“サラリーマン的”な人たちだとか。
プライベートが充実すると仕事も充実するというのはウソ
「共働き」ってそんなにラクじゃないよ
ネットでは「専業主婦=甘え」「働く女性>専業主婦」みたいな言説をよくみかけるけど、つまりそれって共働きがいいってことだよね?
でもね〜、実際やってみるとわかるけど、共働きって独身男性が想像してる以上に大変だよ。
俺も結婚するまでは、奥さんにも働き続けてもらいたいって考えてたけど、いざ結婚したら、考えが甘かったなって思ったもん。
奥さんも働くということは、収入源が2つになっていい面もあるんだけど、一方で自分が主婦の役割を半分担うってことでもあるんだよね。
つまり、仕事だけしていればいいなんてことはなくて、炊事家事も半分負担しなきゃいけなくなるわけ。
これって結構大変で、どんなに疲れていても、奥さんの方が帰りが遅かったら、夫が夕飯を作らなきゃいけないし、仕事から帰ってきて疲れてるからメシができるまで休むなんてことはまずできない。
世の中にはゴミ出しだけ、お風呂掃除だけみたいに、ごく一部しか手伝ってないのにさも共働きですみたいな顔する奴がいるけど、そんなの共働きのうちには入んないから。というか、奥さんに失礼だね。
奥さんも働いているなら、夫もそれに見合った分だけ家事を負担して、その時初めて共働きって言える。
要するに、奥さんに働いてもらうと夫がラクできるなんてことはなくて、むしろ仕事以外に家事もしなきゃいけなくなるから大変になるというのが、結婚生活を1年ちょっと続けてる俺の考え。
だから、専業主婦をむやみに批判するもんじゃないよ。
専業主婦も働く女性も、どっもの女性もすごいなって思う。
ゴーストライターを使うメリット
書籍のゴーストライターというエコシステム|佐々木俊尚 blog
さて、では出版社にとってはゴーストのメリットとは何か。これはもう明らかです。忙しくて文章を書くのに慣れていない「著者」の原稿を待っていても、いつまでも原稿はやってきません。だったらスケジュールに強制的にヒヤリングの時間を入れてもらって、あとは文章のプロであるゴーストライターに任せておけば、きちっと予定通りに原稿を納品できる。旬の有名人の本を、旬の期間が終わらないうちにきちんと刊行できるというわけです。印税率は「著者」とゴーストライターに分け合ってもらうわけですから、出版社の持ち出しはありません。
出版社側にとってゴーストライターを使うメリットをこのように説明されていますが、じつはもう1つ理由があります。それは、過去に何度もこのブログで書いていますが、「著者が書きたいものと読者が読みたいものが違う」からです。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
ゴーストライターはいるし、多くの本は彼らが書いている。 - 人生をコンテンツ化する。
個人情報に対して鈍感すぎる人
Candy Bin (cc) / Jason Hargrove
先日、担当した新刊が出来上がったので、それを以前別の本で一緒に仕事をした著者に献本した。後日、その著者から「ブログに感想をアップしました」とメールが来たので、ブログにアクセスしてみて驚いた。送った本の写真がアップされていたのだが、なんと、一緒に送った手紙が俺の名前をはっきり読める状態で映り込んでいたのだ。
おいおいおいおい!!
「著者」と呼ばれるような人たちは個人事業主や経営者であることが多い。彼らはたいてい、自分や自社のサイト上で実名を公開している。自分の名前に対する信頼で仕事を取ってきたり、依頼されたりすような人たちだから、当然と言えば当然だ。
ところが、ネットに実名をさらしているくらいだから個人情報について敏感なのかというと、じつは全然そんなことはない。驚くほど他人の個人情報に鈍感だ。自分のウェブサイトだけでなく、今や完全に営業ツールと化したFacebookは当然実名だし、Twitterも実名、ブログも実名。何でもかんでも実名で活動しているから、それが当たり前のように感じている。
もちろんネット上で実名をさらすことは勇気がいることだし、自分の名前で仕事をするのは尊敬する。でも、だからって他人の個人情報を勝手にネット上に流出させるのはどうかと思う。
もうすぐ書店に並ぶから本来であれば嬉しいはずなのに、今回のことでちょっとテンションが下がってしまった。