それでも映画館で映画を観るべき5つの理由
Cine Saison Shibuya / Dick Thomas Johnson
今、映画館で映画を見る人ってどれくらいいるんですかね? ここしばらく映画業界は不況だ不況だと言われているくらいだし、年々減っていっているのかな。
俺は映画が好きです。映画館へ脚を運ぶ回数が年間3桁に達してるわけでもないし、DVDコレクションが何千何万とあるわけでもないけど、熱しやすく冷めやすい俺にとって唯一10年以上続いている趣味です。だからこそ、映画館に来る人が減っていっている現状を寂しく思っています。
そこで今回は、映画はもっぱらDVDをレンタルして見るという人、あるいはテレビで放送されていたら見る程度という人たちに、映画館で映画を観ることの魅力を伝えたいと思います。1800円払ってでも、映画館で映画を見るべきです!
本編よりもおもしろい劇場予告
Alone in a Movie Theater / Sarah_Ackerman
映画館で映画を見る醍醐味の半分はこれでしょう。劇場予告というのはその映画のおいしいシーンやインパクトのあるシーンをつなぎ合わせて作られているので、下手したら本編よりも強烈です。迫力に圧倒されることや鳥肌が立つことはしょっちゅうだし、思わず泣いてしまうようなものもあります。ここまでくると、もう独立した1つの作品ぐらいに思えてしまうんですよね。それだけに、予告編の途中から入場してくる人が信じられません。こんなおもしろいものを見ないなんて・・・と思わざるをえないです。
映画を観るために来ているという緊張感
「緊張感」と表現していいのかわかりませんが、映画館に行くと身が引き締まるんですよね。映画を見るときの気持ちって大事です。家だと家事をしながら見ることになったり、お客さんが来て視聴を中断することもあれば、近隣の生活音が気になったりすることもあるでしょう。つまり映画に集中することができなくなる可能性が大きいです。せっかく見るんであれば、どっぷりその世界観に浸かりたいじゃないですか。だとすれば映画館で見るべきです。お金を払っているから「見るぞ!」という気になるし、平日のレイトショーなんかはお客さんの映画好き度が比較的高いので映画を見る者同士の連帯感なんかも感じられます。
映画を見るために整えられた環境
大画面のスクリーンに程よい固さのシート。これらは説明するまでもなく家で見るよりはるかに快適です。IMAXシアターの迫力などは家庭では再現できるものではありません。それに、(俺は飲み食いしながらの鑑賞は否定的ですが)ボップコーンに代表されるような軽食も充実しています。くつろいで見るという点では家に劣るかもしれませんが、映画館は家よりもはるかに映画を見るための環境が整っています。